スナックってどんなお仕事？スナックのお仕事を詳しく紹介

誰でも名前は聞いたことがあるであろうスナック。
皆さんはスナックが、どんなところでどんな飲食店なのかご存じですか?

キャバクラやガールズバーと似たイメージを持っている方も多いと思いますが、キャバクラやガールズバーとスナックは違います。

今回は、スナックのお仕事や報酬についてご紹介します。

スナックってどんなところ?

スナックという言葉の由来は「軽食」を意味する「snack」から来ています。
スナックは、接客をしているのは女性ですが風俗店ではなく飲食店のカテゴリーです。

カウンター越しの接客がメインで、キャバクラのようにお客様の横に座って接待をすることはありません。

お酒も提供しますし、ソファー席があるスナックもありますが、接待はできないのです。

スナックの特徴は?どんなお店のこと?

ここでスナックの特徴を見ていきたいと思います。

スナックには「ママ」がいる

スナックには「ママ」と呼ばれるお店の責任者がいます。
そして、スタッフはママのお手伝いをすることになります。

これだけのことを一人で全部はできません。
スタッフは接客はもちろんですが、ママのサポートをするのも大切な役割となります。

ガールズバーやキャバクラにはママはいませんので、スナックの大きな特徴といえます。

接客はカウンター越しのみ

スナックの接客は、カウンター越しにお酒を提供したりトークをしたりするのみです。

これは、スナックとキャバクラでは許可の種類が違うため、法律上「お客様のとなりに座る接待はできない」のです。

スナックは深夜酒類提供飲食店

スナックは、深夜酒類提供飲食店で、これはガールズバーも同様です。

それに対して、キャバクラは風俗営業店ですので、0時から5時までは営業できません。
ですが、キャストはお客様の隣に座って接待をすることができます。

キャバクラとスナックは「同じようなモノでしょ?」と言われることもありますよね。
しかし、接客方法や営業時間、そしてお客様が求めているものも全く違うお店なのです。

スナックには指名制度がない

スナックには指名制度はありません。

ですので、スナックのお仕事をして指名料で稼ぐことはできません。

違う言い方をすれば、指名を取らなければいけないというプレッシャーもないということです。
人気が出なかったらどうしよう･･･と心配する必要がないのはスナックの特徴でもあります。

スナックに向いているのはこんな人

スナックはママがいて、接待をすることはなく接客はカウンター越しという特徴はご理解いただけたと思います。

では、スナックにはどんな人が向いているのでしょうか。

明るく楽しいトークが得意

スナックのスタッフは、お客様と楽しく明るいトークをするお仕事です。

お客様はお酒だけでなくスナックの女性とのおしゃべりを楽しみにいらしているというところもあります。
そのため、明るいトークができるという方や、初対面の人でもラフにお話ができる人はスナックに向いています。

場の空気を作ったり空気を読める

スナックでは、場の空気がとても大切です。
カウンター越しの接客になりますので、お店全体の空気をちゃんとよんですべてのお客様が楽しくお酒が飲めるような雰囲気を維持する必要があります。

楽しい空気を作れる人や、場の空気を読むのが得意な人など、コミュニケーション能力が高い人はスナックにも向いています。

嫌なことを言われても笑い飛ばせる

スナックでは、お酒が入りますのでついついお客様の方がスタッフにちょっと嫌なことを言うこともあります。

もちろん限度はありますが、ある程度のことであれば「笑い飛ばせる」「忘れられる」という人の方が向いているお仕事です。
また、さっぱりとした性格で嫌味を言われても気にならないような方もスナック向きです。

ナイトワーク初心者だけど挑戦したい

スナックはナイトワーク初心者にもオススメです。
まず、テーブルについてお客様の隣に座る接待がありませんので、初心者でも挑戦しやすいのです。

スタッフ全員でお客様を接客するという形なので、テーブルつく接待よりハードルが下がります。

ナイトワーク初心者でいきなりキャバクラは難易度が高くなりますが、スナックであれば比較的挑戦しやすいといえます。

30代40代の女性が活躍できる

スナックは若い世代の女性だけでなく、30代40代やもっと年上の方が活躍できる職場でもあります。

幅広い世代の方が活躍できますので「もう若くないしナイトワークはできない」と思っている方でも大丈夫です。

スナックのデメリットは

スナックについてご紹介してきましたが、ここでデメリットにも触れたいと思います。

不規則が生活になってしまう

スナックは遅い時間帯に営業しているため、スナックで働くとどうしても不規則な生活になってしまいます。

お店の営業時間やシフトにもよりますが、帰宅が早朝になることもあるかもしれません。
副業としてスナックを選んだ場合は、本業の稼働時間とのバランスなどをちゃんと考えておかないと、睡眠時間が足りなくなってしまうこともあるでしょう。

不規則な生活をすると、肌荒れなどの原因にもなりますので健康管理をしっかりする必要があります。

ママとの相性に働きやすさが左右される

スナックはママがいて、そのママを中心にお店が回っています。
ですので、お仕事はママのサポートになるわけです。

ママとの相性が良ければ働きやすい環境になりますが、ママとの相性が悪ければ働きにくくなることもあります。

この相性は、働いてみるまで解らない部分でもあります。
相性が悪いと肩身の狭い思いをしたり居心地が悪い時間を過ごすことになってしまうかもしれません。

スナックとキャバクラやガールズバーの違いは?

スナックはキャバクラやガールズバーと違うお店です。
では、具体的にはどんなところが違うのかを見てみましょう。

スナックとキャバクラの違い

スナックとキャバクラですが、これは先ほどもご紹介したとおり「許可の種類」が異なります。

接客スタイル

キャバクラ	スナック
お客様の隣に座る接待が可能	お客様の隣に座る接待が禁止

スナックでは、カウンター越しの接客はできても、スタッフがテーブルについての接待は禁止されています。

カウンター越しのトークが中心で、ソファー席やボックス席があっても女性スタッフが隣に座って接待することはありません。

営業できる時間

キャバクラ	スナック
深夜0時~5時までは営業禁止	深夜0時~5時の間も営業可能

深夜から翌5時頃までの時間帯で働きたい方は、キャバクラよりスナックのほうが向いていると言えます。

この営業許可の違いは、接客スタイルや営業時間などに関わるものですので、キャバクラとスナックの大きな違いとも言えます。

その他の違い

キャバクラ	スナック
ママがいない	ママがいる
指名制度あり	指名制度なし

スナックとガールズバーの違い

次に、スナックとガールズバーの違いです。

ガールズバーもキャバクラのような風俗営業店ではなく、スナックのようにカウンター越しに接客をしてお酒をだしたり、トークをしたりします。

また、深夜の時間帯に営業できるところもスナックとガールズバーは同じ許可ですから、同様です。

ですが、スナックとガールズバーでは、コンセプトが違います。

年齢層

ガールズバー	スナック
若い世代の方が多い傾向	大人の男性や大人の女性が多い傾向

もちろん、若い女性がスナックで働くケースもありますが、全体としてはスナックのほうが年齢が高めです。

服装

お店によって差違はありますが、ガールズバーのほうがカジュアルで、スナックの方がシックです。

ママの存在

スナックとガールズバーの大きな違いですが、やはり「ママ」の存在です。
スナックにはお店の責任者であるママがいますが、ガールズバーにはママはいません。

スナックとガールズバーは、同じ許可で営業しているため接客スタイルや営業時間などは似ていますが、コンセプトが異なります。

大人の女性としてナイトワークで活躍する場としては、スナックのほうが向いていると言えそうです。

スナックの報酬はどのくらい?しっかり稼ぐためのポイント

スナックで働くとどのくらい稼げるのでしょうか。

時給は2,000円を超えることもある

キャバクラ	5,000円程度
スナック	2,000円程度
ガールズバー	1,500円~2,000円程度

ナックの時給は2,000円程度が相場といわれています。
地域やお店によって時給は異なりますが、時給としてはかなり高めと言っていいでしょう。

キャバクラのようなドリンクバックや指名料などはありませんが、接待をする必要がないことを考えれば満足できる時給だと言えそうです。

稼ぐためには接客とママとのコミュニケーションがポイント

スナックで稼ぐためのポイントは「接客」です。
指名制度はありませんがやはり接客業ですから、お客様が「また来たい」「あの子と話をしたい」と思われるような接客ができるかは大切なポイントになります。

お店にとっても、お客様を呼んでくれるスタッフは大切にするのが当然ですから、お客様からの評価は時給にも待遇にも直結します。

そして、ママのサポートをちゃんとこなして気に入られれば、時給アップも夢ではありません。
スナックの運営はママを中心にしていますから、ママとの相性とコミュニケーションはとても重要です。

まとめ

スナックは大人の女性が多くシックな雰囲気なので、30代以上の方やコミュニケーション能力が高い方はスナックに向いています。

平均2,000円程度と稼ぎやすい高めの時給も魅力です。

大人の女性が活躍できるナイトワークでもありますし、初心者の方でもって挑戦しやすいナイトワークでもあります。